施術

斜視・目の動き低下・まぶしがり|整体研究学院core

奈良の整体セミナー・整体教室 整体研究学院core講師の名村彩です。

先日、8月の頭蓋セミナー第一回目を行いました。

目の症状に対応できるようにと、・目の機能 ・目の検査方法 ・目と発達との関係 ・目の施術 ・目から自律神経を読み解く。

という内容で一日みっちりと講義(^^) その内容を少しシェアします。

斜視

斜視とは両目で指標物に対象を当てられない状態のことを言います。

目の動きは脳神経の動眼神経、滑車神経、外転神経がそれぞれ協力し合って、眼球をあらゆる方向に動かすことができるんです。

ところが、この3つの神経のいずれかが機能しなくなると、一定の方向に目を向ける事ができなくなります。

その時に頭の中で何が起こっているのか?ここが考察ポイント。

病院ではほぼ「〇〇神経の麻痺」と診断されますが、それがなぜ起こるのか?本当にそれだけなのか?

私達施術家はここを掘り下げて考え、クライアントさんの症状を改善させていきます。

斜視の考えられる原因と施術

  • 動眼神経、滑車神経、外転神経の麻痺・低下
  • 中脳の機能低下、制限
  • IMLの亢進

動眼神経、滑車神経、外転神経 麻痺の場合

これらの神経は中脳から出て、頭蓋骨の蝶形骨という骨の隙間から出ています。

蝶形骨のアライメント(SBS 蝶形後頭底結合)が崩れることによって、神経伝達がスムーズにいかなくなります。

こういう時に、SBSの調整がしっかりとできるようになると、神経の問題はかなりクリアになります。

SBSの調整は捻転、側屈、側方は取りやすいですが、圧縮などは熟練しないと取り逃しが出てきます。

中脳の機能低下の場合

斜視に直接影響を与える動眼、滑車、外転神経は中脳から出てきます。

中脳に滞りを抱えている場合は、出ている神経にも影響を与えます。

だから中脳が正常に機能していることは、目の動きにもとても重要なんですね。中脳の機能低下は輻輳検査でもどちら側が機能低下しているかが確認できます。

中脳の施術は後頭骨から触診。

知覚を頭の内側にもっていき、解除していきます。

他にも、原始脳と言われる脳幹部分(延髄、橋、中脳)で行われる反射である原始反射の残存も、中脳の機能と関わってきます。原始反射も統合していってあげれるとより改善しやすいですよ。

IMLの亢進

IMLとは脊髄にある交感神経の中枢です。神経でいうとC8~L3のレベルにあります。

首から上にはこの交感神経の中枢はないんですね。だけどC8レベルから脊髄とは違う上行経路をたどって脳までいきます。C8T1レベルのIMLの抑制が効いていない場合はもろに首や脳神経に症状が出やすいのです。

目で現れやすい症状は

  • 輻輳ができない(より目)
  • 目の動きが悪くなる
  • まぶしい
  • 眼振が出る
  • 斜視

他にも体全体に出やすい症状は自律神経系の症状全般

  • 血圧の上昇
  • 血中酸素濃度低下
  • 脈拍上昇
  • 頭痛
  • etc・・・

IMLの抑制が効いていないとしんどいことがおわかりいただけると思います。

IMLは網様体によって通常抑制がかけられているます。また、網様体は皮質からの刺激によって活性化されてはじめてIMLを抑制できるんですね。

だから、IMLを抑制させるためには①IMLのある骨格の矯正②網様体がある脳幹部分の調整③皮質の滞りをなくすことが必要になります。

セミナーではこれらを順序立てて考察しながら、施術をしていく練習をしました。

目の事を一日で伝えるのは時間が足りなすぎなので、

また別の機会に違う視点から「目」についてお伝えしていこうと思います。

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